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​自然風の剪定

「自然風の剪定」とは、木が自然に伸ばした枝の形を大切にしながらも、樹木の成長を適度にコントロールする剪定の方法です。

 

「いかにも切った」という感じがしない木の剪定方法、と言えば分かりやすいかもしれません。

「雑木の庭」で植えられるアオダモなどの木や、モミジ類、シマトネリコ、ジューンベリー、ヤマボウシ、オリーブ等、シンボルツリーとして人気の樹木は特に、「自然風の剪定」が適していると感じます。

また、庭木の定番であるツバキ、サザンカ、キンモクセイ、ツツジほか多数の樹種は、一般的に枝を切りそろえて和風の雰囲気を感じさせる手入れがされている事が多いかと思いますが、お好みに応じて「自然風の剪定」で管理すると、ナチュラルで軽やかな雰囲気に印象が変わります。(大幅な樹形の変更には年数がかかる場合があります。)

【事例】 カツラの木の剪定

■作業前

枝葉が密に茂っています。

​高さを抑えながら、全体にすっきりさせたいとのご希望でした。

■作業後

樹高を下げつつ、全体に形が自然に仕上がるよう剪定しました。

​​

枝の流れが見えるようになり、​向こうの青空がチラチラと見えて、吹き抜ける風が感じられます。

木陰に入ると、日陰の涼しさと通り抜ける風のさわやかさが感じられました。

■作業中

大きな木は必要に応じてロープクライミングを併用し、木の中から作業を行います。

「自然風の剪定」のメリット

 

・見た目の美しさと木の健やかな生育

木の枝先を切りそろえるよりは、木が自分で作り上げた自然な枝ぶりを損なわないように剪定します。木の内側に手を入れ剪定することで、風や光を程よく通し、見た目にも軽やかで美しく、木の健やかさを保つ事ができます。

 

・長期的な管理のしやすさ

木はそれぞれに根の張りに応じて枝を伸ばそうとするポテンシャルを持っています。

無理に押さえつけようとすると反発するように強い枝が伸び、コントロールが難しくなってしまいます。

芽の出る位置・方向を見定め、適切な位置で剪定することで、無駄な芽吹きを抑え、成長をコントロールしやすくなり、剪定後の樹形が長持ちします。

 

・圧迫感の軽減

程よく向こう側が透けて見える事で、空間の広がりが生まれ、スペースが広く感じられます。


 

1本から対応致します。

お好みに応じて従来通りのお手入れも致しますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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